出張中の移動時間
最近は新幹線や飛行機の中でもWi-Fiが使えるようになってきて、移動中でもインターネットが気軽に使える時代になりました。
このため、新幹線や飛行機の中でメールを確認したり、出張報告書を作成して会社にいる上司に送信したりと、出張中も働ける環境になってきました。
今まで、出張中の移動時間は、拘束性が低くて日常の出勤と変わらないので、原則として労働時間にならず、時間外手当の支給が必要ない、とされていました。
今後は、出張中であっても、上司の指示等を受ける機会が増えることになるので、 出張中の移動時間も、賃金(残業代)が発生する労働時間に該当する可能性が高くなると思います。
モバイルを用いた仕事の扱いについて、きちんとルールを定めることが必要になりますね。
モバイル環境の整備により仕事の効率がアップしたり、柔軟な働き方ができるようになったという恩恵を受けていることは間違いありません。
しかし、その便利さの反面、仕事とプライベートの境目が曖昧になって、過重労働が生じたり、サービス残業が生じたりすることは避けなければいけません。